’24年の振り返りと’25年について

前回(’23/12月)から1年ぶりの記事となります

前回はこんなことを2024年にむかって書きました

「2024年はどうなるのか楽しみだが、S&P500が過去2022年初期の過去最高値を超えるのかを見ていきたいと思っている。アウトパフォームするのか、そのまま跳ね返りを受けてしょぼくれるのか。」

【答え合わせ】 大幅に超えた 

S&P500は、2024/1/19に史上最高値を2年ぶりに更新。’24年明け早々には過去の記録を更新していました。そして勢いをつけ12月では6,000ドルを付けて圧倒的な更新を見せました。当サイトの更新が遅いため古新聞となりますが一応答え合わせを。

’24の上昇理由はなんだったのか?SP500の分類である11セクターのトップ3セクターに目を向けたい。

まず、一位コミュニュケーション・サービス(通信セクター)上昇率は40%。GOOGL、META, DIS(ウォルトディズニー)等があります。

つぎに、情報技術セクター。上昇率38%。APPL、MSFT、NVDA等です。

3つめは、一般消費財です。上昇率は32%です。AMZN、TSLA、NKE(ナイキ)等です。

このようなトップセクター、トップ企業、特にAI分野を濃くして23年同様に成長し牽引してきた結果となります。’25年にも記録更新があるのか?また長期投資の観点からあらたな分野へのセクター、企業が出てくるのか?個人的には自動車分野をはじめとするAI分野の実験的だったものが徐々に一般生活に溶け込んできている中で、まだまだAI業界は成長していくはずですし、成長しなくてはなりません。それに携わる企業は当然のこと、モノをつくるための材料、その市場を広げていくため貢献するあらゆる企業の活躍が’25年は起きると思っています。

但し、今年は大統領がトランプ政権に代わるという大きな変化もありました。故に金利によるインフレリスクも意識しなければいけません。また、欧州等に見られる全体的な製造業生産高などの推移からもアメリカの景気が後半に後退入りしていく可能性も考えられると思います。’25年は潜在的なリスクも加味して以下の準備をする年としたいと考えています。

・インデックスETFなど以外の個別株の売り時意識(特に旅行株などの景気減速に直結するセクター)

・インフレリスクに強い商品(銀行株)などのポジション買いの準備

・今後、大幅な景気後退がおきた場合に備える、主に株全体に対するリスクヘッジ(ゴールド等の)増強

今年もお世話になりました。みなさま、よいお年を。

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