23年の振り返りと24年について
前回(’23/8月)記事で「今年は、インデックス重視でアメリカとアメリカ以外の国で恩恵が得られる年になるのではないか?ETF(VTI/VOO等)はそのままに世界インデックス(VT等)を買い増していく」と伝え戦略をとってきた。当たり前と言っては当たり前だが、米国に逆らうかのように米国以外の新興国の株価(FM)は下がり、S&P500に連動する代表的な米国ETF(VT/VOO)は緩やかに回復した。
【答え合わせ】23年1月の株価比
VT +17%上昇
FM +1%上昇
VOO +24%上昇
23年は米国株にとってよい年になったと言える。逆金融相場(景気過熱で中央銀行が量的縮小などで引き締め調整)ではじまり、国債価格の下落、シリコンバレー銀行の破綻、クレディスイスの危機吸収合併。しかしFRBは資金を援助する形で、そういった流れも生まれ市場へのマネタリーベースが拡大し安心感からも株価は拡大をしていった。
2024年はどうなるのか楽しみだが、S&P500が2022年初期の過去最高値を超えるのかを見ていきたいと思っている。アウトパフォームするのか、そのまま跳ね返りを受けてしょぼくれるのか。
現在、日本国内の日経平均は上がり調子と言え、本国が長期的に成長できる要素が無いことを考えると長期投資の考えを構える身としては今後も資産を日本から切り離していこうとする気持ちは変わっていない。現在、商品、現金も含め国内資産は2020年から削減を進めており、当初60%のウェイトがあったものが、トータル資産の40%まで緩やかにリバランスしてこれた。2024年には国内資産を30%に削減しリバランスさせる予定でいる。まだまだ、米国株を信じて投資を続ける気持ちでいる。
今年もお世話になりました。みなさま、よいお年を。