カザフスタン問題からみる地政学リスク
タイトルにも掲載したカザフスタン国旗
☑黄色で描かれた32の光を放つ太陽 これは”気高い理想”
☑翼を広げて飛ぶ鷲 これは”カザフスタン人の誇り”だそう
☑左側に書かれた幾何学模様は民族の伝統的なイスラム教の独特のアラベスク模様というものだそう
このように自分たちがアジア人としての誇りを持っていきてきた国民たちが非常にそう思えない事態になってきている
カザフスタン は産油国でもあり恵まれた資源がある街でこういったデモが起きてしまった
自国でインフレが起き国民たちは限界を迎えた
産油国、ウラン等の生成国であるにもかかわらずこのような事態が起こったことは
自国で国民へ正しく富の分配がされていないことを同時に意味している
国旗に込められた象徴をはじめ、独自の民族衣装や音楽などが浸透し自国を誇りに思う国民が
今回のデモ、暴動の鎮圧のため、政府はロシア軍隊を派遣し治安部隊をおいた上、
最終的に国民の殺傷を許可し銃発砲をするという最悪の事態となった
暴動は鎮圧されおさまったとは言え、もともと独立したロシアから、軍が派遣されたことは
国民の心に大きな傷を残す形となった
いま世界的にインフレが起きている中でカザフスタンの様な暴動が勃発しロシアをはじめあらゆる国で地政学リスクが高まれば、世界規模経済として大きな打撃は避けられなくなる
もしかするとそんなに遠くない将来に大きな地政学リスクが高まるかもしれない
エネルギー株や市場全体の暴落がくるのではないかと心配になる
投資家にはまるでわからない未来ではあるがエネルギー株、そしてバリュー株、コロナ回復株に目をむけている株もいづれ姿をかえ、また、ビットコインや金地金のようなコモディティに目をむけられる時代がすぐにくるのかもしれない
筆者はあいかわらずBTC、ゴールド投資を現物、ETF、多国通貨しているが、緩めることなく継続していくことを今回のニュースで痛感した次第である